だいぶ日が経ってしまいましたが10/11の話です。
楽天トラベルを見ていると、次のようなプランが目に入りました。
夕食に焼き肉弁当がついていて、人工ラジウム温泉のスパがある、上野のホテルです。センチュリオンホテル&スパ上野駅前。
調べてみると焼き肉弁当は1500円相当、それで最安の日に宿泊してGo To トラベルの割引がかかると・・・とんでもなくお得なことになってしまうことに気が付きました。
美術館をはしごしようとおもったが。
ちょうど上野では「天下人の100年」展と、「ロンドンナショナルギャラリー展」をやっているはずなので、二つはしごしようと思ったら・・・ロンドンナショナルギャラリーのほうはチケットほぼ完売でした。
最終週の平日に設けられた夜間展示だけわずかに残ってるレベルでした。正直甘かったです。なので天下人の100年のほうだけになりました。
8月に、大包平を見に行きましたが、今回は三日月宗近が常設展示にあることがわかったので、天下人の100年とともに、見に行くことにしました。
天下人の100年展。
ちょうど、信長・秀吉・家康の時代の、美術品や工芸品が展示されていました。
安土桃山時代、特に秀吉が実権を握っていたころの美術品・工芸品というのは、日本の美術史の中では際立って特徴的な時代です。
秀吉好みの、派手で、斬新なものを好む雰囲気が、そうさせているのでしょう。また信長の時代から秀吉の時代の半ば過ぎまで盛んだった西洋との交流も、この独特な雰囲気を醸し出しているのでしょう。
有名な「檜図屏風」などは、西洋の絵の雰囲気があるようにも思えます。
それが、徳川が政権を取ると、西洋の雰囲気も、派手で傾(かぶ)いた雰囲気はなくなり、旧来の日本の伝統美術の様式がまた戻ってきています。
伝統色が強く、徳川の権力を誇示するような重厚で壮大な、例えば二条城のふすま絵のような感じです。
(同じ金屏風でも、豊臣時代のものは鮮やかなクジャクや赤い花、青々とした川などを鮮やかな色彩のあるものをを描くのに対して、徳川時代のものは松に、鷹や虎といった、抑えた色彩になっています。)
時代の移り変わりを、十分に理解できる、良い展示でした。
三日月宗近は常設展示なのですが。
トーハクは、特別展のチケットで、そのまま常設展を観ることができます。かつ、トーハク所有のものであれば写真撮影も可という、太っ腹なところです。
貴重で素晴らしいものがしれっと、特別感なく展示されてたりします。
伊能忠敬の地図が展示してあったので、撮ってみました。
実物は、非常に美しいと感じました。私のスマホの写真ではその良さは出ていないように思いますので、ぜひ実物を見て欲しいと思います。
刀剣類は13室にあるのですが、常設展であるのにもかかわらず、このような並びの列の表示が。
常設展示品にこのような表示は、非常に珍しいです。
今年はコロナのせいでこのように人もいなくゆっくり見れますが、ここ数年、刀剣類は若い女性の人気を集めていて、展示がゆっくり見られません。
特に三日月宗近は・・・ゲームをよく知らない人でも、このキャラクターの絵は観たことがある人も多いと思います。
なので、去年と同じであれば、この並び列にたくさんの若い女性がひしめいていたはずです。
とてもじっくり写真を撮るなんてこともできなかったはずです。
三日月宗近は、非常に個性的な刀でした。
通常の太刀に比べると、細く、そりが強いです。それが三日月の名前のゆえんだそうです。
美しさ、という点では、8月に見た大包平のほうがぱっと見でハッとするほど綺麗なのですが、三日月宗近は非常に印象が強い刀剣です。
こちらは、これも国宝で岡田切。
この刀は、刀剣乱舞のキャラクターとしては実装されていません(別の、同種のゲームでは居るようです。)
三日月宗近に比べると力強い印象の太刀です。
1584年(天正12年)の小牧長久手の戦いの際、豊臣秀吉との内通の疑いで、家老の岡田助三郎を織田信雄が切ったことが号の由来ということで、実際に人を斬ったというのが理解できる、使いやすそうな刀です。
刀剣類をじっくり観察できるのは、このコロナ中か、あるいは刀剣乱舞のブームが去ってからなので、今のうちにいっぱい観ておきます。
お昼は老舗の洋食屋で。
Go To Eatを使ってみたいと思って、最初のうちはGo To Eat対象のお店を探していたつもりで、いつのまにかその絞りがなくなって、対象外のお店を予約していました。
Go To Eatが使えるのは、飲食店予約サイトで予約できるお店のみで、たいてい「二人以上」で、おひとりさまでは予約できないことが多いからです。
それでも、上野の老舗の洋食屋「洋食銀サロン」さんでのランチは、とても美味しかったです。
デザートの写真を撮るのを忘れていましたが、バニラアイスにとても甘いブドウが添えられたものでした。
ホテルは、アメ横の一本東側の通りにありました。
遅めの昼食のあと、ホテルにチェックインしました。
不思議な作りのホテルで、本館と新館に分かれていて、新館は道を挟んだ反対側にありました。
本館の1階が、本格焼き肉屋さんで、新館の1階が・・・パチンコ屋さんでした。ここで察するものがありました(後で調べると確かに社長の梁川氏は、北朝鮮系の在日の方のようです。)
従業員の方たちはとてもいい感じでした。
私は新館に泊まったのですが、部屋は新しいものの、新館には自販機や製氷機や電子レンジなどはなかったです(電子レンジは本館にもないようです。)
そしてスパは本館にあるので、新館に泊まっている人はいったん外に出て、道をわたり、本館にいかなければなりません。割と不便です。
大浴場、温まりました。
チェックインのあと、さっくりと大浴場を利用しました。
人工ラジウム温泉ですが、非常に温まりました。そんなに入浴時間は長くなかったはずですが、部屋にもどるとのぼせて少し横になりました。
しかも驚くことに、生理の予定日は数日後だったのですが、突然、噴き出すほど血が出てきました。
人工ラジウム温泉は嘘だという話もありますが、少なくとも私の体には影響がありました。
血が出てしまったので、一応ひとつは持っている生理用品をあてがって、生理用品を調達がてら外に出て買い物をしました。
上野駅の高級スーパー、ザ・ガーデン自由が丘 上野店が、地域共通クーポンが仕えたので、朝ごはん用のお弁当などを買いました(このときはまだホテルに電子レンジがあると思っていました。)
焼き肉弁当、美味しかった!
18時半に、焼き肉弁当がやってきました(チェックイン時に提供時刻と三種類のうちからどれを選ぶか聞かれます。)
1階の焼き肉屋さんで作りたてを持ってきてくれました。
肉がとても柔らかく、ジューシーで、うまみたっぷりです。
横のキムチも本格派で、ごはんと合ってとてもおいしかったです。
ここの大浴場を利用してから、冷えがかなり良くなったので、またもう一回利用したいなと思っています。